プロフェッショナルとアマチュアの違いとは?「音を楽しむ」

私は演奏活動をしていますが、ソロだけでなく伴奏もさせていただいています。
最近では、アマチュアの管楽器の方々の伴奏をさせていただく機会が増えました。
アマチュアとは、プロフェッショナルではなく趣味として楽しんでいる人のことですね。
そのアマチュアの方々とは、先輩の紹介で出会ったのですが、高学歴のエリートばかりで平日はバリバリ仕事をして、休日には音楽を楽しむといった具合です。
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アマチュアとは思えないほど、いや、下手するとプロであるはずの私たちよりも…?音楽に対する情熱がものすごい気がしてしまいます。
演奏も素晴らしく、月に何度も舞台に出てらっしゃいます。
私も彼らと何度か舞台に立ちましたが、彼らとの演奏の時には心が解放された気分になります。
みんなが自由に音楽と向き合っているから、私も自然とそうなるのだと思います。
本当に音楽が好きなのだという気持ちが伝わってきます。
なんというか、とても生き生きしているのです。
伴奏あわせの時間も彼らは、ここはどういう風に演奏したいか、どう合わせるか、話し合いながら進める際、音楽を心から楽しんでいらっしゃいます。
プロはというと好きでは無い曲を頼まれてやらなければいけないこともありますし、お金をいただけると思うと責任感が強まりますし、楽しいだけじゃ済まされないのは当然かもしれませんが、音楽を演奏するにあたって義務的になってしまうことはすごく辛いことだと思います。
アマチュアの方々が音楽を心から楽しんでいるのを見る度に、自分も彼らを見習って、初心にかえって音楽を心から楽しんで表現しなければと感じされられます。
音楽は「音を楽しむ」と書くので、音を楽しまなければ音楽ではないですよね。
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何のお仕事をされていますかと聞かれて、「音楽をやっています」と何度も言ってきましたが、嫌そうな顔をしながら「音楽をやっています」と言うのは矛盾ですね。
音楽をするからには、楽しみながらやらなきゃ意味がありません。
当たり前のことかもしれませんが、専門的にやっているとやはりずっと楽しみながら続けるのは難しく、辛いことも乗りこえていかなければならず、どうしても苦痛に思えてしまうこともあります。
でも、そういう時も音楽の本来の目的を忘れずに今後もいつまでも音楽を心から楽しめるといいなと思います。
プロであっても、アマチュアであっても、音を楽しむことには変わりない音楽。
職種、性別関係なく、国境を超えて誰もが楽しめる音楽はとっても魅力的に思えます。
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