生徒をピアノ好きにさせるために必要なこと

「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。
人間は好きな事にはものすごいエネルギーを使うことができるので、その分上達がはやいという意味ですね。
この言葉は本当にその通りですね。
普段ピアノを教えていて、改めてそのことを感じさせられます。
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生徒さんご本人にピアノが好きな気持ちがあれば、「○回練習してきてね」なんて言わなくたって、きちんとたくさん練習してきてくれます。
まれに「ピアノは好きではないけれど先生に会いたいからレッスンに通っている」という珍しい生徒さんもいらっしゃいますが(笑)
…自分のことを気に入ってくれていて、それはそれはありがたいことです。
でもそれは、「レッスンという名の先生と過ごす時間(笑)」は楽しいと思ってくれているのだから、「ピアノ」を好きになってもらうまであと一歩のところだと思います。
私自身はどんな子どもだったかというと、「ピアノで好き勝手弾きまくって遊ぶのは好きだけれど練習は嫌い」といった具合でした。
ピアノは大好きで、小学生の頃は休み時間には外へ遊びに行かず、音楽室に行ってもくもくとピアノを弾いているような子でした。
それだけピアノに対しての愛情があることは我ながらですが良いことだと思います。
ただ、きちんと言われたことを練習できないのは問題ですね。
特に、大好きなこと、子どもながらにゆずれないことに関して、大人が口を挟むと子どもにとっては気分が悪いのです。
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子どもは我慢ができない生き物なのです。
では、そんな時どうすればいいのでしょうか?
私はこの事についてよく考えますが、出た結論はというと、
「まずは教材を楽しいものにする」
ということです。
使っている教材が殺風景で、反復練習ばかりで、つまらない。
これだと練習する気にもなれない子どももいると思います。
ですので、例えば幼児だったらかわいい挿絵が絵本のように入っていたり、楽しい曲、聴いたことのある曲が入っている教材だと親しみやすいでしょう。
楽器店などにいくと楽しめる教材がたくさんあるのでその生徒に合いそうなものを探してみるのもいいですね。
それに加えて、何より大切なのが「先生が楽しむ!!」ということです。
せっかく教材が楽しい内容なのに、先生が無表情で、レッスンをただの仕事、作業と感じながら済ませてしまったら台無しですし、子どもたちの夢も奪われてしまうことに繋がります。
子どもたちやその両親には何かしら、音楽と共に豊かな楽しい人生を送りたい(送らせたい)という気持ちをもっていて自分のところに来てくれている。
そのことをいつまでも忘れずに、笑顔で先生が楽しみながらレッスンをするべきです。
そうしているといつのまにか仕事意識がなくなるでしょう。
先生が楽しんでいると、子どもたちもそれについてきてくれるはずです。
そしていつのまにかピアノが上手になっているでしょう。
一緒に楽しいレッスンを目指しましょう!
私も自分でこのブログを綴りながら日々のレッスンを見直していこうと思います。
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