音楽で食べて行きたいのであれば音大に行くべき?

生徒さんのお母さまから

こんなご相談がありました。

「娘がピアノで音大に行きたがっています。行かせてあげたい気持ちは山々なのですが、学費が高くてとても困難な状況です。やはり、音楽を専門的にやりたいなら音大に行くべきでしょうか?個人レッスンや独学のみでは将来音楽で食べていくのは無理でしょうか。」

プロになりたいのであれば音大に行かれることをおすすめします。

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音大の学費は本当に高いですよね。

1台200万ほどのグランドピアノがバンバン置いてある上に、練習室は取り合い、学生達によって学校中のピアノが1日中弾かれるわけですから、楽器のメンテナンスも頻繁に行われています。

また、普通の建物とは違って防音室になっているので、それだけを考えてもかなりのお金がかかっていると思います。

ごく稀に、音大に行かずにプロとして演奏活動されている方もいらっしゃいます。

音大を卒業しなくても本人の才能、努力次第でプロになれることもないわけではありません。

ですがその可能性は極めて低いと私は思っています。音大に入ると、本物の音楽を学ぶことができます。

優秀な教授のレッスンを受けることで、高い演奏能力を目指すことができます。

相性の良い先生につくことが大切です。

受験前に色々な音大のオープンキャンパスなどに足を運んで実際にレッスンを受けてみて、判断するといいでしょう。

また、これは大学によるかもしれませんが、私の通っていた音大には頻繁に海外からピアニストがきて、特別レッスンを受けることが出来ました。

海外なら何でもいいわけではありません。

ですが、クラシックはほとんど日本の音楽ではなくヨーロッパなどの外国の音楽ですので、本場の人から本場の音楽を学ぶことはとても大切です。

音楽を極めたいのであれば、演奏を磨くだけでなく、ソルフェージュでリズム感、音感をつけたり、和声法を学んだり、作曲家の時代背景なども勉強する必要があります。

クラシック音楽はそれだけ奥深いものなのです。

音大に入ると、周りのみんなが音楽をやっているので、本当に刺激を受けますし、自分も頑張ろうと思えます。

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私は学生の頃、友達とよく「弾き合い」をやっていました。

練習中の曲を友達同士で披露し合うのです。

そして、お互いの演奏に対して意見を言い合います。

そうすることで、毎週の教授のレッスンとはまた別の視点からのアドバイスをもらうことができ、新たな発見をすることもあります。

友達同士ですので話しやすく、レッスンとはまた違った楽しい雰囲気で勉強することができます。

演奏を聴いてもらうだけでなく、友達の演奏を聴くことで得られるものはとても大きいです。良い演奏でも、悪い演奏でも。

音大に行くと周りはみんな音楽仲間です。

音楽についての情報交換もたくさん出来、毎日新たな発見があります。

1人でもくもくとやっていると、自分の知っている曲、好きな曲ばかりを追求しすぎて偏ってしまう傾向にあります。

仲間がいると

「こんな音楽、演奏もあるのか!」

と思えます。

ピアノ科だけでなく、他の楽器の友達も出来ます。

ピアノ科でしたら伴奏を頼まれることもたくさんあると思います。

ピアノをやっているとどうしても孤独ですが、他の楽器と合わせることで協調性が生まれます。

このように、音大の魅力ははかりしれません。

だからといって音大卒業するだけで音楽で食べていけることを保証することはできません。

音大を卒業できたからと言って食べていくのは難しいです。

厳しいことを言いますが、芸術の世界は安定しません。

ピアニストだけで食べていける人なんてほんのひと握りてす。

私のように、ピアノ講師をしながらの方が大半だと思います。

音楽教室の採用にはやはり音大卒業という経歴は強みになりますね。

また、アルバイトをしながらピアニストをやっている人もたくさんいます。

その覚悟はもっていただきたいと思います。

今日は厳しいお話をしてしまいましたが、これが現状です。

ピアニストだけで食べていくのはやはり元々持っているセンスや運などもあるのでとても厳しいですが、正しいやり方で努力し続ければ音楽だけで食べていくことも可能です。

私はピアニスト、伴奏ピアニスト、ピアノ講師として活動しています。

私は音大を卒業してよかったと思っています。

音楽を通して仲間とも繋がれていること、好きなことを仕事に出来ていることに幸せを感じます。

音大で学んだことや経験、出会いは一生の財産になるでしょう。

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