のだめカンタービレを元音大生が読んで 21巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 21巻の内容

ついに孫Ruiと千秋が共演!

しかし、演奏される曲はのだめが千秋といつか共演したいと思っていたラヴェルのピアノ協奏曲。

のだめは2人とオーケストラの奏でる音楽を生で聴き、ジェラシーを感じるというよりも感動させられます。

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自分のやりたいと思っていたことよりもあまりにも超越していて、のだめは気力を失い、今まで真正面から向き合っていた音楽から逃げたくなったせいか、千秋に突然のプロポーズ。

千秋はそれを冗談と受け取り、軽く流されてしまいます。

2人の関係はどうなってしまうのでしょうか?!

・のだめカンタービレ21巻に登場する曲目解説(5曲)

①モーツァルト 交響曲第31番「パリ」ニ長調(1778)

マルレ・オケの定期公演で演奏された曲。

パリの演奏団体の支配人からの依頼で作曲された曲のため、「パリ」という名前が付きました。

マンハイム楽派からの影響や、フランスのエッセンスが盛り込まれた美しい作品となっています。

②ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調

Ruiと千秋が共演した曲。

↓曲目解説はこちら↓
漫画のだめカンタービレを元音大生ピアニストが読んで。20巻のあらすじ&曲目解説(サンサーンス、ショパン、ドビュッシー、シューマン、ベルク、ラフマニノフ、ラヴェル、ベートーヴェン)&感想

③黛敏郎「舞楽」(1962)

ウィルトール・オーケストラ公演にて千秋が指揮をした曲。

ニューヨーク・シティ・バレエ団からの依頼により作曲されたバレエ作品。

「雅楽の舞」をもとにした、和の響きあふれる曲となっています。

西洋の楽器で演奏されているはずなのに日本独特の響きが聴こえてきて不思議です。

④ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)

ウィルトール・オーケストラ公演にて千秋が指揮をした曲。

今日ではオーケストラが盛んに演奏されますが、もともとはロシア5人組のひとりであるムソルグスキーがピアノ曲として作曲しました。

それをラヴェルがオーケストラ曲に編曲したものが有名となっています。

ムソルグスキーが亡くなった友人の遺作展を歩きながら見た10枚の絵を音楽に表現したものです。

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⑤ベートーヴェン ピアノソナタ 第31番

のだめが最後にとシュトレーゼマンの前で弾いた曲。

後期の三大ピアノソナタのひとつ(30、31、32番のこと)。

この3曲は同時進行で作曲されたと言われています。

ベートーヴェンが聴力も失い、さまざまな面で苦しかった時期に作曲されました。

ベートーヴェンの苦悩を美しく描いた作品となっています。

「嘆きの歌」とも呼ばれています。

・のだめカンタービレ21巻を読んでの感想

当然全く同じ立場ではないですが、のだめの気持ちがすごくよくわかります。

音楽で羽ばたこうと思ってもそう甘くはなく、ピアノを弾ける人なんてたくさんいるし、のだめが言っていた「私じゃなくても素晴らしい人はたくさんいる」のだと、私も何度も感じて挫折感を何度も味わいました。

でもはたから見ると、のだめは他の人にはない独特な世界観をもっていて、すごく魅力的なピアニストです。

Ruiだって、他のピアニストだって、優秀ですが、それぞれに「自分にしかないもの」が絶対あるのだから、もっと自信もって羽ばたいてね!って、応援しちゃいますね。

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