のだめカンタービレを元音大生が読んで 19巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 19巻の内容

ウィーンに留学中のヴァイオリンの清良、パリに留学中のピアノのターニャ、ユンロンはカントナ国際コンクールに挑戦します。

清良の彼氏、峰は日本にいましたが、これを機にパリへ清良の応援に向かいます。

ロシア人ターニャは演奏には今まで力を注いでいませんでしたが、周りからの刺激もあり、卒業間際で猛練習し、コンクールではとんでもない力を発揮することに。

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中国人ユンロンはあがり症のため、失敗してしまい落選してしまいます。

清良とターニャは二次予選に選抜されることに。

のだめと千秋はなかなか会うチャンスがありませんが、連絡をとりあったりと、心の距離は変わっていないようです。

・のだめカンタービレ19巻に登場する曲目解説(8曲)

①マーラー 交響曲第2番 「復活」

ヴィエラ先生のコンサートにて演奏された曲。

クロプシュトックの詩「復活」からインスピレーションを受け、その詩を題材に第5楽章が書かれたため、「復活」と呼ばれるようになりました。

それとは別にこの曲は、自身の作品である歌曲集「子供の不思議な角笛」とも深い関係のある作品となっています。

劇的で迫力あふれる曲です。

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②パガニーニ カプリス第24番

カントナ国際コンクールにてヴァイオリンの西岡くんが演奏していた曲。

ヴァイオリンの超絶技巧奏者として知られるパガニーニが手がけた力強い情熱的な難曲で、変奏曲となっています。

非常に有名で、ブラームスやラフマニノフがピアノ曲に編曲をしています。

③イザイ ソロ・ソナタ 第6番 ホ長調

カントナ国際コンクールにて清良が演奏していた曲。

ベルギーの別荘にて作曲されました。

バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ」を聴いてこの曲を書くことを決意し、一晩で6曲のソナタを書き上げたと言われています。

親しみのあった6人のヴァイオリニストに献呈されました。

6番はマヌエル・キロガに献呈されました。

この曲はスペインのハバネラのリズムが特徴的です。

非常に高度な技巧をもとめられる曲となっています。

④バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻22番 変ロ短調

カントナ国際コンクールにてターニャが演奏していた曲。

↓平均律の曲目解説はこちら↓

漫画のだめカンタービレを元音大生ピアニストが読んで。8巻のあらすじ&曲目解説(シューマン、バッハ、ショパン、リスト、ドビュッシー、ブラームス、ラヴェル)&感想

⑤ショパン バラード第4番 ヘ短調

カントナ国際コンクールにてターニャが演奏していた曲。

ショパンの傑作のひとつ。ピアニストからしてもかなりの難曲とされている曲です。

哀愁あふれる美しい旋律で奏でられます。

ミツキェヴィッチの詩に感銘を受けて作られ、物語のように展開され、スケールの大きな曲想がショパンのバラードの特徴です。

⑥バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻4番 嬰ハ短調

カントナ国際コンクールにてユンロンが演奏していた曲。

↓平均律の曲目解説はこちら↓

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⑦ベートーヴェン ピアノソナタ第17番 「テンペスト」

カントナ国際コンクールにてユンロンが演奏していた曲。

タイトル「テンペスト」は、弟子がベートーヴェンにこの曲と「熱情」の解釈について相談したとき、「シェイクスピアのテンペストを読みなさい」と言ったことからこの名が付いたと言われていますが、それは作り話だという意見もあります。

既に聴力は失い、「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いて死を覚悟していた頃に作られたこの作品。

緊迫感が続き苦しみに満ちた一楽章、美しい二楽章、ロマンチックな三楽章。さまざまなベートーヴェンのキャラクターがあらわれます。

⑧ショパン スケルツォ第1番(1833)
カントナ国際コンクールにてユンロンが演奏していた曲。

友人のトーマス・アルブレヒトに献呈されました。

祖国ポーランドへの情勢の不安、怒りを描いた作品となっています。

中間部にはクリスマス・キャロル「眠れ、幼子イエス」が引用されています。

・のだめカンタービレ19巻を読んでの感想

音大生時代は毎日練習ばかりで辛いと思うこともありましたが、のだめを読むとみんながそれぞれ音楽に対してまっすぐで、個性的で、大変な中でも仲間とバカやったりふざけたり、楽しいことだってあったなぁと当時の思い出を懐かしく思い出し、ほっこりします。

留学したことはないですが、2週間のセミナーを受けにドイツへ行った時、世界中からセミナーを受けにきていて、さまざまな国、年齢の人と友達になれて嬉しかったのを思い出しますね。

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