のだめカンタービレを元音大生が読んで 18巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 18巻の内容

音楽に集中したいために千秋は今のアパルトマンから引っ越すことに。

同じパリであっても、これからは離れ離れの生活になってしまいます。

のだめは更なるサロンコンサートの出演に向けて、大忙し。

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千秋はのだめのコンサートを聴きに行く約束をしていましたが、コンサートへ向かう途中で憧れの指揮者ヴィエラにばったり遭遇し、リハーサルに誘われ、のだめよりもヴィエラ先生を優先してしまうことに。

2人の距離は離れずにいられるのでしょうか。

・のだめカンタービレ18巻に登場する曲目解説(6曲)

①ショパン ノクターン 第2番 変ホ長調

千秋の部屋にきた調律師が弾いていた曲。

ショパンのノクターンの中で最も有名で、ショパンを象徴する曲のひとつです。

ロマンチックで優美な旋律がが特徴です。

ノクターンとは夜想曲のことで、ショパンだけでなく、フォーレなどほかの作曲家もノクターンを書いています。

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②バッハ イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971

のだめがリサイタルにて弾いた曲。

「協奏曲」とありますが、オーケストラと共演するのではなく、チェンバロソロのために書かれた作品です。

当時の協奏曲の多くは「リトルネロ形式」で書かれており、この曲も形式が同様だったことから「協奏曲」とされたようです。

バッハの魅力がつまった、楽しく幸せを感じさせる曲となっています。

③メンデルスゾーン 無言歌集より「甘い思い出」「紡ぎ歌」「胸さわぎ」

のだめがリサイタルにて弾いた曲。

“言葉のない歌”。美しくあたたかい曲想が特徴で、歌曲のような親しみやすい旋律が集まった作品となっています。

技術的にも比較的やさしいことから、多くの人々から愛されています。

④ショパン ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」変イ長調 Op.61

のだめがリサイタルにて弾いた曲。

ショパンの最晩年の傑作です。

弟子であるヴェイレ夫人に献呈されました。

ショパンは恋人のフランス作家ジョルジュ・サンドとの破局、病状の悪化で苦しんでおり、肉体的にも精神的にも限界を迎えていました。

その頃にこの曲が作られました。

まさに、どん底の苦しみから這い上がるかのような曲想が特徴です。

ショパンの望んでいたことだったのかも知れません。

衝撃的な冒頭から始まり、和声とともに色彩が次々に移り変わり、まるでショパンの人生のすべてを表現しているかのようです。

⑤リスト 2つの伝説「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」

のだめがリサイタルにて弾いた曲。

リストが僧侶になった晩年に、この曲が書かれました。

伝説となった聖フランチェスコを賞賛した作品となっています。

小鳥の鳴き声がトリルやトレモロなどで鮮明に表された繊細で美しい曲です。

⑥アルベニス イベリア組曲Ⅰ

のだめがリサイタルにて弾いた曲。

スペイン人の作曲家、アルベニスの最高傑作。

スペインの民俗音楽から影響を受け、独創性に富んだ作品となっています。

ドビュッシー、メシアン、グラナドス、ファリャもこの作品を賞賛しています。

・のだめカンタービレ18巻を読んでの感想

この巻には中国人のピアニスト、孫Ruiが多く登場します。

彼女は優秀な世界的ピアニストですが、今までピアノのためだけに生きてきたようです。

食にも恋にも興味なし(?)、良い演奏をしてお母さんに喜んでもらうため、暇さえあれば練習という、ピアノ一筋の人生を送ってきたようです。

孫Ruiは世界的ですごいピアニストかもしれませんが、やはり本当に良い演奏をするにはばりばり練習しているだけではだめなのでは?と私は思っています。

旅をしたり、恋をしたり、美味しいものを食べることだって、ピアノ以外にもさまざまなことで失敗を経験することだって感性が磨かれて、結果的には演奏にも磨きがかかると思うのです。

練習を積み重ねることだけでなく、人生でたくさんの経験をすることそのものが、演奏につながるのだと思います。

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