のだめカンタービレを元音大生が読んで 15巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 15巻の内容

シャルル・オクレール先生の推薦で、のだめはブルターニュのお城でリサイタルを開くことになりました。

その城主はモーツァルトオタクで、やたらとモーツァルトを聴きたがります。

のだめが苦手意識のあるモーツァルトですが、なんとか喜んでもらえ、無事弾ききることができました。

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一方で千秋は、指揮をつとめるマルレ・オーケストラの奏者オーディションを開催し、審査をすることに。

千秋の手で良いオーケストラへと変えることはできるのでしょうか?

・のだめカンタービレ15巻に登場する曲目解説(8曲)

①モーツァルト ピアノソナタ KV576 ニ長調(1789)

のだめのお城リサイタルで演奏した曲。
プロイセン王女フリーデリケに捧げました。

モーツァルトの最後のピアノソナタです。

角笛をイメージさせる冒頭から楽しい音楽が始まります。

モーツァルトのピアノソナタの中で最も難しいとされている曲です。

バロック的な対位法が用いられています。

②モーツァルト 「きらきら星変奏曲」ハ長調K.265(1778)

のだめのお城リサイタルで演奏した曲。

もともとはこの曲は「きらきら星」ではなく、「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」というフランスの恋の歌でした。

後に童謡「きらきら星」として広く知られるようになったため、モーツァルトのこの変奏曲も「きらきら星変奏曲」と呼ばれるようになりました。

③リスト「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」2つの伝説 No.2

のだめのお城リサイタルで演奏した曲。

娘であるコジマ・フォン・ビューローに献呈されました。

リストがローマに移り住んで作曲されたものです。

この時期、リストは信仰心が深まり、キリスト教をモチーフにした作品を数多くのこしており、この曲もそのうちの一つです。

穏やかな波が次第に高みを増して荒れ狂う様子などが鮮明に描かれています。

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④ラヴェル 水の戯れ(1901)

のだめのお城リサイタルで演奏した曲。

タイトルの通り水が美しく戯れ、遊んでるような様子が非常に繊細に表現された作品です。

当時ラヴェルが作曲を学んでいたフォーレに献呈されました。

⑤シューベルト ピアノソナタ第16番 D.845

のだめのお城リサイタルで演奏した曲。

悲劇、絶望、不安や淋しさを連想させられる深い作品になっております。

ルドルフ・ヨハネス・フォン・エスターライヒに献呈されました。

⑥モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク

のだめリサイタル後のパーティにて千秋たちが弦楽五重奏で弾いた曲。

モーツァルトが最後に作曲したセレナードです。セレナードとは、恋人のために演奏される曲、小夜曲のことです。

モーツァルトの作品の中で最も有名な代表作と言えます。

⑦モーツァルト「オーボエ四重奏曲」ヘ長調 K.370(1781)

のだめリサイタル後のパーティにて黒木たちが演奏した曲。

オペラ「イドメネオ」初演でミュンヘン滞在中、モーツァルトの友人でありオーボエ奏者のフリードリヒ・ラムのために作曲されました。

⑧モーツァルト ピアノソナタ第8番 イ短調 K310

のだめリサイタル後のパーティにてターニャが弾いた曲。

曲目解説はこちら↓

漫画のだめカンタービレを元音大生ピアニストが読んで。9巻のあらすじ&曲目解説(ベートーヴェン、モーツァルト、シューマン、ストラヴィンスキー、ドビュッシー、サラサーテ、シュトラウス)&感想

・のだめカンタービレ15巻を読んでの感想

モーツァルトオタクの城主がはなしていたことが印象に残りました。

「モーツァルトは35年10ヶ月と9日の人生のうち、10年2ヶ月と8日は馬車に乗って旅をしていた。彼は『旅をしない音楽家は不幸だ 』と言った。」という言葉です。

たしかに、色々な国を訪れてその国の言語や環境からインスピレーションを受けることはすごく刺激になり、人生が豊かになると私も感じます。

色々なことに触れたり経験している人は演奏も豊かで、活き活きしている気がします。

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