のだめカンタービレを元音大生が読んで 14巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 14巻の内容

千秋はまもなく常任指揮者となるマルレ・オーケストラの現指揮者欠席のため、急遽指揮者をつとめることに。

奏者たちも急な欠席やばっくれが多いため、急遽代わりの奏者を呼んできたりと騒がしく、当然演奏のまとまりもない状態で、客席もすかすかになっていく一方です。

千秋にとって初めてのマルレ・オーケストラでの演奏会は、練習不足のためボロボロに終わりました。

そんなオーケストラに千秋は呆れる反面、どうにか自分の力で変えてやるという意気込みです。

・のだめカンタービレ14巻に登場する曲目解説(9曲)

①ラヴェル 「ボレロ」(1928)

千秋が指揮するオケでのコンサートで演奏された曲。

一定のリズムの上で、2種類の旋律が繰り返されるのが特徴のバレエ音楽です。

極めてシンプルな曲ですが、ささやくような出だしから始まり、約15分かけてさまざまな楽器で奏でられ、最後には盛大な音楽となって感動を呼びます。

バレリーナのイダ・ルビンシュタインの依頼で、制作されました。

「ボレロ」とは、18世紀末から踊られるようになったスペインのダンスのことです。3拍子で、当時は1~2人で踊るものでした。

②デュカス 「魔法使いの弟子」

千秋が指揮するオケでのコンサートで演奏された曲。

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のだめカンタービレを元音大生が読んで 13巻のあらすじ・曲目解説・感想

③シューマン 交響曲 第1番 変ロ短調 作品38「春」(1841)

千秋が指揮するオケでのコンサートで演奏された曲。

ザクセン国王フリードリヒ・アウグスト2世に献呈されました。

アドルフ・ベトガーの詩からインスピレーションを受けて作られました。

冬が明け、葉が緑色になってきてちょうちょも飛び、春めいてあたたかい様子がこの曲から伝わります。

④ワーグナー「タンホイザー」序曲

松田が指揮するオケでのコンサートで演奏されたオペラ曲。

正式名は「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」となっています。

序曲には、後のオペラに出てくる数々のモチーフがあらわれ、盛大なものとなっています。

⑤モーツァルト ピアノソナタ 第11番 作品331

のだめの音楽院での試験曲。

第3楽章は「トルコ行進曲」のため、「トルコ行進曲付き」としばしば呼ばれます。

この曲は1783年頃作られたと言われていますが、その頃ウィーンは、トルコ軍からの攻撃を受け、ハプスブルクによる勝利をおさめてからちょうど100年が経った時だったため、それが関係してトルコ趣味を取り入れたものとなったようです。

⑥チャイコフスキー 「ロマンス」ヘ短調

ターニャが弾いていた曲。

チャイコフスキーが一目惚れして一時は結婚が決まっていたけれど結ばれることはなかったメゾ・ソプラノ歌手のデジレー・アルトーに献呈されました。

哀愁にあふれる美しい曲です。

⑦プーランク 「ピアノ・オーボエとバソンのための三重奏曲」FP43

6月の試験でのだめと黒木とポール・デュボワが演奏する曲。

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のだめカンタービレを元音大生が読んで 13巻のあらすじ・曲目解説・感想

⑧ショパン エチュード Op.10-2

のだめの試験曲。

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のだめカンタービレを元音大生が読んで 8巻のあらすじ・曲目解説・感想

⑨ドビュッシー 12の練習曲 「半音階のための」(1915)

のだめの試験曲。

ドビュッシーの晩年の作品です。

ショパンに献呈されました。

練習曲ではあっても、テクニックだけを追求したものでは決してなく、彼が自らの音楽性と向き合い、完成したものとされています。

運指法は自分で探しましょうと、あえて指番号が書かれていないことも特徴です。

・のだめカンタービレ14巻を読んでの感想

のだめと千秋がいつの間にか付き合ってるような雰囲気になりつつありますね。

ふたりの距離はどんどん縮まっていきます。

千秋はオレ様で、気取っている雰囲気なので私は苦手なタイプなのですが、読み進めていくにつれてなぜか惹かれていってしまう自分がいます。(笑)

のだめのことが好きなところも意外性があって好きですね。

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