のだめカンタービレを元音大生が読んで 12巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 12巻の内容

千秋はコンクール優勝後、デビューコンサートで大成功を果たします。

のだめのラブコールにうんざりしながらも、のだめに愛情を抱いていて放っておけない様子。

演奏旅行で世界を飛び回っているため、ずっと一緒にはいられませんが、心の距離はどんどん縮まっていきます。

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のだめは千秋を待ちながら勉強、レッスンを頑張る日々です。

パリ音楽院での授業、レッスンはハイレベルで、厳しい現実を見るのだめ。それでも自分なりに努力しつづけます。

もうすぐクリスマス。2人は一緒に過ごせるのでしょうか?

・のだめカンタービレ12巻に登場する曲目解説(5曲)

①ラヴェル 「マ・メール・ロワ」より第4曲「美女と野獣の対話」

のだめが家で自らアナリーゼ(分析)していた曲。千秋の指揮者デビューコンサートにて演奏された曲。

もともとはラヴェルの友人の2人の子どものために作曲されたピアノ連弾の曲で、その姉弟に献呈されました。

連弾組曲をそのままオーケストラ用に編曲したものがあり、頻繁に演奏されるようになりました。

その後さらに編曲や新曲が加えられ、バレエ音楽にも変化を遂げることとなりました。

東洋風の妖精や一寸法師、中国の首振り人形、美女と野獣など、小さなおはなしが集まった曲集となっており、とても親しみやすい素敵な物語のような曲となっています。

②武満徹 「遠い呼び声の彼方へ!」(1980)

千秋の指揮者デビューコンサートにて演奏された曲。

ヴァイオリンとオーケストラのための作品。尾高賞を受賞しました。

娘である武満眞樹に献呈されました。

「海」をモチーフとしており、「ヴァイオリンが調性の海へ流れる」イメージで作曲されました。「SEA(Es→E→A)」の音形が用いられています。

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③シベリウス 交響曲 第2番(1901)

千秋の指揮者デビューコンサートにて演奏された曲。

家族を連れてイタリアに長期滞在した際、さまざまな音楽や伝説などから刺激を受け、作曲されたものだと言われています。

④ベートーヴェン ピアノソナタ 「悲愴」

のだめがパリのアパートで弾いていた曲。

曲目解説はこちら↓

漫画のだめカンタービレを元音大生ピアニストが読んで。1巻のあらすじ&曲目解説(ベートーヴェン・モーツァルト)&感想
⑤バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第14番嬰ヘ短調 BWV883

シャルル先生のレッスンでのだめが弾いた音楽院の試験曲。

バッハはこの作品で、和声理論や対位法を適用し、平均律による鍵盤楽器の可能性を広げました。
曲目解説はこちら↓
漫画のだめカンタービレを元音大生ピアニストが読んで。8巻のあらすじ&曲目解説(シューマン、バッハ、ショパン、リスト、ドビュッシー、ブラームス、ラヴェル)&感想

・のだめカンタービレ12巻を読んでの感想

正直なところ、1巻あたりの初めの方ののだめを読むと、ん…?実際これは違う…というような細かいところでひっかかる箇所もあったのですが、巻が進む毎に音楽の内容も緻密になってきて、かなり勉強されているなと感じます。

逆にすごく勉強になったり、考えさせられたり。

二宮さんは音楽のご経験がないそうで、それなのにここまで再現できてるのはかなりすごいのではと感じます。

のだめと千秋の恋が音楽を通して進展していくのが、読んでてすごく楽しいですね。

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