のだめカンタービレを元音大生が読んで 11巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 11巻の内容

指揮者コンクールにてライバルのジャン、片平とともに本選まで残った千秋。

3次予選では反省点もあったが、本選はそれを挽回することができ、見事第1位を獲ることができました!

そして、シュトレーゼマンと共に3ヶ月の演奏旅行に出ることに。

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のだめはパリのアパートに残されることに。。

いよいよ新学期が始まりますが、授業の受け方、予約の仕方など何も理解出来ていないのだめ。

授業もアナリーゼなどハイレベルでついていけず、放心状態。

この先、やっていけるのでしょうか?!

・のだめカンタービレ11巻に登場する曲目解説(8曲)

①ラロ ヴァイオリン協奏曲第2番「スペイン交響曲」ニ短調(1874)
ジャンが本選にて振った曲。

作曲家・ヴァイオリニストのサラサーテのために作られた曲で、ラロの代表作とも言えます。

民族色あふれる曲となっています。

チャイコフスキーはヴァイオリン協奏曲を書く際、ラロのこの曲を参考にしたと言われています。

②チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(1878)

千秋が本選にて振った曲。

チャイコフスキーがジュネーブ湖畔のクラランに静養している際、ヴァイオリ二ストのコテックがラロのヴァイオリン協奏曲「スペイン交響曲」の譜面を持ってチャイコフスキーのもとへ訪れたことで、チャイコフスキーはラロの曲の研究をし始めました。

その曲から影響を受け、この作品が出来上がったため、民族色が強いものとなっています。

抒情的な旋律、楽しい場面も悲しい場面も出てきて、まるで人生を語っているかのような曲です。

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③R.シュトラウス 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

3次予選、本選共に千秋が振った曲。
曲目解説はこちら↓
漫画のだめカンタービレを元音大生ピアニストが読んで。9巻のあらすじ&曲目解説(ベートーヴェン、モーツァルト、シューマン、ストラヴィンスキー、ドビュッシー、サラサーテ、シュトラウス)&感想

④バルトーク 「舞踏組曲」(1923)

本選の課題曲。

ブダペスト市成立50周年記念音楽祭のための作品を依頼されたことから作曲されました。

この頃、バルトークは「中国の不思議な役人」を作曲中でしたが、一旦「舞踏組曲」の作曲へとうつりました。

そのためか、「中国の不思議な役人」と類似している部分がいくつかあります。

この曲は民族色に富んでおり、東洋・アラブ風やハンガリー民謡風、ルーマニア風など、さまざまな異国の民謡風があらわれますが、すべてバルトークオリジナルで独特なものになっています。

どこか怪しげで楽しい曲となっています。

⑤ロッシーニ 「セヴィリャの理髪師」

食べに行ったイタリアンの店員の歌とピアノでセッションした曲。

舞台はスペイン、セヴィリャ。

伯爵がロジーナという女性と結ばれたいあまり、色々な人物になりすまし、彼女に近づきます。

数々のトラブルを乗り越え、結果的にはめでたく結ばれるというハッピーエンドの笑い誘うおはなしです。

「フィガロ」が登場しますが、「フィガロの結婚」と同一人物です。

⑥ブラームス 交響曲 第3番(1883)

パリの音楽院にてのだめが参加したアナリーゼの授業に出てきた曲。

ブラームス交響曲の中で演奏時間が最も短い曲です。

戦闘的な雰囲気を醸し出しているせいか、指揮者ハンス・リヒターはこの曲をブラームスの「英雄」だと述べました。

⑦スカルラッティ ソナタヘ長調 K.525(L.188)

パリの音楽院にてのだめが新しい先生にレッスンを受けた曲。

当時はピアノではなくチェンバロという楽器だったので、チェンバロ・ソナタとしてスカルラッティは555曲のこしています。そのうちの1曲。

⑧リスト 超絶技巧練習曲 第1,2,5,10曲

シャルル・オクレール先生のレッスンにてのだめが弾いた曲。

曲目解説はこちら↓
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・のだめカンタービレ11巻を読んでの感想

シャルル・オクレール先生はピアノのコンクールでのだめの演奏を聴き、フランスに呼んでくれた人ですが、のだめがいざパリへ行き、音楽院に入学し、シャルルのレッスンを受けると「全然ダメです」と言われてしまいます。

それはなぜかというと、「特技を見せろと言った訳では無い。テクニック力が高い人は山ほどいる。君はここに何しに来たの?」だとか。

その言葉は漫画なのにも関わらず自分に言われているようで、心の底に「ずどーん」とこたえました。

本当にその通りで、世の中に難しい曲が弾けるピアニストはありあまるほどいるのです。。

なので、自分にしか出せない個性、魅力を探して、どんどんアピールしていかなければこの世界では生き残れません。厳しい世界です。

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