のだめカンタービレを元音大生が読んで 10巻のあらすじ・曲目解説・感想

・のだめカンタービレ(二ノ宮知子) 10巻の内容

フランスへ無事たどり着いた千秋とのだめ。

いよいよフランスでの生活がはじまります!

のだめは全然フランス語ができませんでしたが、大好きな「プリごろ太」のフランス語バージョンのアニメを見つけ、その台詞からフランス語をマスターすることができたようです。

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一方で千秋は、指揮者コンクールに挑戦します。ハイレベルな戦いに勝ち進み、3次予選まできました。

これまでは何も問題なくこなしてきた千秋ですが、3次予選では焦りから意地を張ってしまい、思うように行かず、壁にぶつかります。

果たしてコンクールの結果は…?

・のだめカンタービレ10巻に登場する曲目解説(6曲)

①ヴェルディ 歌劇「オテロ」

のだめと千秋がパリにてヴィエラ先生の振るオペラを見に行ったときの曲。

ヴェルディが74歳の時に作曲されました。

アフリカ人の将軍オテロが旗手イヤーゴにだまされ、嫉妬のあまり妻を殺し、最後には自分の命も絶ってしまうという悲劇です。

②ラヴェル 組曲「鏡」(1905)

のだめがフランスのアパートに入居して、はじめて部屋のピアノに触れた際弾いた曲。

千秋と共に指揮者コンクールの3次予選に残ったジャン・ドナデュウが振った曲でもあります。

ピアノのための組曲ですが、第3曲「海原の小舟」第4曲「道化師の朝の歌」はオーケストラ版に編曲もされています。

全5曲ですが、それぞれにキャラクターがあり、色彩感あふれる美しい曲となっています。

③ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」(1844)

千秋の受けた指揮者コンクールの課題曲。

自身の失敗作であるオペラ「ベンヴェヌート・チェルッリーニ」を元にこの曲がうまれました。

美しい序奏からはじまり、コーラングレ(イングリッシュホルン)によって優雅に奏でられるアリアを経て、激しくも美しい謝肉祭へと繋がります。

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④ハイドン交響曲第104番ニ長調「ロンドン」(1795)

千秋の受けた指揮者コンクールの課題曲。

ハイドンの最後の交響曲で、彼の集大成でもあります。

ロンドンにて作曲されたために「ロンドン交響曲」のひとつとして親しまれている曲です。

⑤R.シュトラウス「ティル・オイレンシュピゲールの愉快ないたずら」

3次予選にて千秋とジャンが振った曲。

曲目解説はこちら↓
漫画のだめカンタービレを元音大生ピアニストが読んで。9巻のあらすじ&曲目解説(ベートーヴェン、モーツァルト、シューマン、ストラヴィンスキー、ドビュッシー、サラサーテ、シュトラウス)&感想

⑥ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」

3次予選にて千秋が振った曲。

「亡き王女」とありますが、決して亡くなった王女に書いた作品ではなく、「かつてスペインで幼い王女が踊ったようなパヴァーヌ(ヨーロッパの舞踏)」という意味が含まれています。

1899年にピアノ曲が作曲され、1910年にオーケストラ曲に編曲されました。

どこか切なく、ノスタルジックな気分にさせられる美しい曲です。

・のだめカンタービレ10巻を読んでの感想

指揮者の知り合いがいないので、指揮のコンクールには全然詳しくないのですが、急に渡された楽譜を短時間で理解し、初見で振る審査や、奏者をわざと間違えさせて見極めなければならない「間違い探し」の審査など、のだめカンタービレにもあるように、かなり厳しいみたいですね。

ピアノだって厳しいけれど、ピアノはたくさん練習して準備を重ねて挑むので、準備段階でじっくり頑張ればいいけれど、指揮者は今までどれくらい勉強してきたかプラス、臨機応変に対応する力ががリアルに大事になってくるのでしょう。

このコンクールのシーンは特に、リアリティがあったようです。

コンクールって本当にたくさんありますよね。

「国際コンクール」と名乗っていても規模が小さくレベルが低かったり。

なので経歴だけで判断するのは危険です。

でも、千秋の受けたコンクールは間違いなく登竜門のようですね。

↓コンクールについての記事↓
コンクールって受けるべき?ピアノコンクールを受けるメリット・デメリット

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