「学ぶ」の本当の意味。まねぶ。真似る、盗むとの意味合い

「学ぶという言葉は、まねぶとも読む」と、学校の先生から教わったことがあります。
学ぶという言葉は、学習する、教わるといった意味合いのイメージがありますが、語源は「真似」と同じだそうで、マネをする、まねることとも同じ意味を持っているのです。
スポンサーリンク
「学ぶ」と「真似る」って、全然イメージが違いませんか?
「学ぶ」は、「学校」にも含まれていますし、真面目なイメージ。
「真似る」は、言い方を変えると「パクる」なんて言い方もできますし、誰かに「真似」されるっていい気持ちがしないし、どちらかというとマイナスなイメージではありませんか。
今度は、ピアノの先生がこう言っていました。
「練習室で、近くから聴こえてくるピアノの練習に耳をすましてごらん。そして、もし良いと思った練習方法があったらそれを盗みなさい。どんどん盗むのよ」と。
「盗む」という言葉はさらに悪いイメージがありますね。「人のものを盗んではいけません」と教えられてきましたから…。
私なりに考えてみましたが、結局、先生方の言っていた「学ぶ」も「真似る」も「盗む」も同じ意味だということがわかりました。※もちろん、窃盗はいけませんよ!当然ですが。
でも、3つとも、「誰かから影響を受けることで自分自身をも成長させる」ことに共通していると思うのです。
スポンサーリンク
学校は、自分自身が成長するために誰かの良いところを「学ぶところ」であり、「真似るところ」であり、「盗むところ」でもあるのです。
もちろん、コピーアンドペーストのようにそっくりそのままうつしたら、「真似されたー」だの「パクられたー」だの言われてしまうでしょう。
そのままコピペしたって、それは自分の力でそこまで来た訳では無いので、自分自身は何も成長しないままですよね。
成長していくには、自分よりも秀でている誰かを目の当たりにして、刺激を受けて、影響されて参考にさせてもらい、その上で自分らしい方法で自力で努力することが大切だと感じます。
人間は一人では成長できない生き物だということにも気づかされます。
そうやって人は日々大きくなって行くんだなぁと思った今日この頃です。
スポンサーリンク