意外と難しい強弱について。フォルテ・ピアノの出し方

楽譜には強弱記号が出てきますよね。

強弱には色々ありますが、今日はフォルテとピアノについて考えたいと思います。

フォルテは強く、ピアノは小さくという意味ですよね。

ピアノって楽器のピアノと同じ名前ですが、ピアノという楽器の名前は本来「ピアノフォルテ」でした。小さい音から大きな音まで幅広く出せるからです。

ピアノは音量も音色も多種多様に出せるので、それを最大限に活かしたいですよね。

フォルテはフォルテでも、色々あります。勇ましいフォルテ、怒りにあふれるフォルテ、あたたかく優しいフォルテなどなど。

ピアノにも色々あります。泣いているかのようなピアノ、速いパッセージに出てくるネズミがちょこちょこ走っているようなピアノ、子守唄に出てくるような穏やかなピアノなどなど。数え切れません。

このようにフォルテとピアノは、ただ音量が強い、弱いだけではなく、音質でさえも変化するのです。

例えば、CDで音楽を流したとします。試しにフォルテの場面の音量を弱くしてみましょう。音量は下がっても、やはりフォルテはフォルテです。反対に、ピアノの場面を強くしてみてもピアノはピアノですよね。それは、フォルテとピアノでは音質自体が異なるからです。

そして、フォルテの音とピアノの音を出す時に大切なことは、それぞれ異なります。

フォルテを出す時、大きい音なので力を入れた方がいいような気もしますが、そうではなく、逆に脱力が必要です。

身体に余計な力を入れず、どっしりと体重をかけて、背骨から音を出すイメージです。身体に余計な力が入っていると、大きな音は出ても、どうしてもキツい音になってしまうはずです。でもその中で手は力を抜ききらず、特に指には常にアンテナを張っていることは大切です。

ピアノの小さい音を弾く時にも脱力は同じように大切ですが、フォルテを出す時よりもとても神経を集中させ、指先もより一層アンテナを張ることが必要です。鍵盤を指で押すことによって動くハンマーが弦に触れるまでの速さを遅くすることで、音は柔らかく弱くなります。そうするにはかなりの集中力が必要になってくるのです。

全ての音をキツいフォルテの音で弾いてしまう人もいますが、それは自分の出す音をよく聴けていないからだと思います。

自分の出す音をよく聴きながら弾くのはかなりの神経を使うことです。でもそれを継続していると習慣化される時が来るはずです。

自分の音に敏感になって、フォルテからピアノまで、多種多様な音を出せるようになれるといいですよね。

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